グローバル人材に必要なのは
ハングリー精神と語学力
失敗を恐れず、場を楽しむ
今、司会をしているNHKの『COOL JAPAN』は、いろんな国籍の人たちが日本についてディスカッションする番組なので、私も日本とアメリカの中立の立場から意見を言うこともあります。でも、あくまでも私は司会者なので、ゲストたちの話を聞いたり、話が逸れたら本題に戻したり、ということを心がけていますね。
司会者のアシスタントとして、初めてデビューしたのはNHKの語学番組『英会話1』で、当時はそれはもう緊張していました。収録の度に、「間違えたらどうしよう」って不安でいっぱいだったんです。でも年齢と経験を重ねるうちに、間違えてもだんだん気にならなくなりました。もし失敗しても笑って、「間違えちゃった! もう1回やってもいい?」って言えばいいんだと気付いたんです。1度「どうしよう!」と思い始めると負のスパイラルにはまってしまうけど、思い切ってオープンに言えばその場の雰囲気を壊さないで済むし、逆に和らげることすらある。自分自身が楽しんで仕事をすれば、その気持ちが視聴者の皆さんにも伝わるんじゃないかと思って、日々仕事に取り組んでいます。