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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

グローバル人材に必要なのは
ハングリー精神と語学力

 
1998年から放映されたNHKの子ども向け番組、『天才てれびくん』で司会を務め、人気を博したリサ・ステッグマイヤーさん。現在はNHKBS1の『COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜』で進行役を担当するなど、タレント・司会者として活躍している。アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれ、数ヶ国で暮らしてきたステッグマイヤーさんに、司会者として大切にしてきたことや海外から見た日本、グローバルな人材に今、求められている要素について聞いた。
 
 

失敗を恐れず、場を楽しむ

 
司会経験の中で私が大切にしてきたことは、十分な準備をすることと、いざ本番になったらその場を楽しむことです。毎回、出演前には、番組ごとにコンセプトや内容、伝えるべき情報をしっかりと把握してから本番に臨んでいます。ある程度進行は事前に決まっているけれど、実際、当日はどう展開するかわからないのがテレビ番組。出演者とのトークはほとんどアドリブですし、予想通りにならないことも多いので、その都度、臨機応変に対応しているんです。それから番組内でゲストにインタビューをする時も、ゲストのことをよく調べて、普段は聞けない話を引き出すようにしていますね。
 
今、司会をしているNHKの『COOL JAPAN』は、いろんな国籍の人たちが日本についてディスカッションする番組なので、私も日本とアメリカの中立の立場から意見を言うこともあります。でも、あくまでも私は司会者なので、ゲストたちの話を聞いたり、話が逸れたら本題に戻したり、ということを心がけていますね。
 
司会者のアシスタントとして、初めてデビューしたのはNHKの語学番組『英会話1』で、当時はそれはもう緊張していました。収録の度に、「間違えたらどうしよう」って不安でいっぱいだったんです。でも年齢と経験を重ねるうちに、間違えてもだんだん気にならなくなりました。もし失敗しても笑って、「間違えちゃった! もう1回やってもいい?」って言えばいいんだと気付いたんです。1度「どうしよう!」と思い始めると負のスパイラルにはまってしまうけど、思い切ってオープンに言えばその場の雰囲気を壊さないで済むし、逆に和らげることすらある。自分自身が楽しんで仕事をすれば、その気持ちが視聴者の皆さんにも伝わるんじゃないかと思って、日々仕事に取り組んでいます。
 
 
 
 
 

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