新しい環境に適応する近道は
謙虚に学ぶ姿勢を持つこと
現役時代のアレックス・ラミレスさんは、横浜DeNAベイスターズ在籍時に通算2000本安打を達成。外国人枠適用選手で初めて名球会入りを果たすなど活躍したうえ、陽気な性格で数々の名パフォーマンスを披露する、ファンに愛された選手だった。引退後は指導者の道を歩み、2015年10月、横浜DeNAベイスターズ監督に就任。異国の地で結果を出し続けてきた男は、新たなチャレンジに向けてどのような心境でいるのか――。就任間もない昨年12月、取材に応じてくれた新監督に、新しい仕事への意気込みなどを語ってもらった。
監督を務める自分に自信を持っている
今は横浜DeNAベイスターズの監督に就任できたことが、とても嬉しいです。「日本のプロ野球で監督をやってみたい」という現役時代からの夢がかないましたからね。こんなに早くチームの指揮を取れる機会が巡ってくるとは思っていませんでした。ですから、こうしてベイスターズのユニフォームに袖を通せる毎日を、誇りに思っています。
就任してすぐに行われた奄美大島での秋季キャンプでは、非常に充実した日々を送れましたね。選手もリラックスして、楽しみながらも一生懸命練習に取り組んでいたし、いいアピールをしてくれたと評価しています。
監督業は初めてですし簡単な仕事ではありませんから、全く不安がないわけではありません。けれど、この日が来ることを目指して、いつオファーをもらっても大丈夫なようにしっかりと準備をしてきましたので、自分に自信を持っています。日本で10年以上現役生活を過ごしたから日本野球に対する知識も十分ですし、チームには私をサポートしてくれる優秀なコーチ陣がそろっている。だから心配はしていません。