八重樫　私も、94歳で亡くなった祖母の世話で訪問看護ステーションの力を借りました。家族がいても仕事や家事と看病の両立は難しいもの。そんなときに訪問看護ステーションは頼りになる存在だと実感しました。ただ、運営するにあたっては、人材の確保が大変だろうなと思ったんです。
 
山崎　そうですね。弊社の場合は、私と同じ看護師になり、病院に勤めている長女も休みの日に弊社の仕事を手伝ってくれています。それもあって若い人の意見を積極的に取り入れているんですよ。服装、ヘアスタイル、ヘアカラー、ネイルの自由を認めたり、ノー残業を掲げたりするなど業界としてはユニークな試みもしています。一人ひとりの個性を尊重する働きやすい環境づくりを進めてきた結果、おかげさまで既に7名のスタッフを確保することができました。
 
八重樫　働いてくれるスタッフの労働環境をよりよくすることで、人材の定着につなげているんですね。素晴らしい取り組みだと思います。
 
山崎　ありがとうございます。私のモットーは「TRY＆challenge！！」。やりたいと思ったことに挑戦しなければ何も始まらないのだから、欲張りと言われようが自分のやりたいように突き進みます。そこで、今年2025年の春から介護タクシー事業に進出する予定です。車の運転が大好きな私もドライバーとして走り回り、移動の足がなくお困りの方をサポートしていきます。また、ケアマネージャーの資格が取れたら居宅介護支援も始める予定なんですよ。
 
八重樫　素晴らしいバイタリティですね。できれば、山崎社長の事業をほかのエリアでも展開していただきたいですよ。