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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

従業員ファーストで躍進 常に進化する福祉事業所
株式会社K&K 代表取締役 小川幸一郎

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 大阪府堺市で福祉事業を展開する、株式会社K&K(ケーアンドケー)の小川幸一郎社長にお話をうかがいます。お名前を聞いてもしやと思っていました。私の母校であるPL学園高校と東洋大学の野球部で1学年上だった小川先輩ですよね! まさかこんな形で再会できるとは。いつかの同窓会以来ですね?
 
小川 本当にびっくりですよ(笑)。今岡君も元気そうで何よりです。
 
今岡 さっそく小川社長の歩みからお聞きしていきます。独立されたのはいつ頃のことですか?
 
小川 2017年頃でしょうか。それ以前、東洋を出てからの18年間は、病院に勤めていました。いつかは独立したいという気持ちから、弊社の設立に踏み切ったのが2017年9月です。訪問看護をメインにスタートして、サービス付き高齢者住宅、訪問介護と事業の幅を広げてきました。
 
今岡 今日お邪魔しているサービス付き高齢者住宅みおつくし藤井寺を2023年から、また、そのお隣でスマイラル訪問介護ステーションの運営をされているそうですね。
 
小川 そうなんです。あと、堺市東区で株式会社スリースターという別会社が運営している、みおつくし訪問看護ステーションも2019年から展開しています。
 
今岡 私は福祉業界にあまり詳しくありません。でも、今はどこの会社も経営が楽ではないとよく耳にします。そんな中、小川社長はどのような姿勢で取り組んでいるのでしょう。
 
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小川 福祉事業もやはり利益を出さないことには続きません。事業継続のために必要不可欠でありながら、もっとも大変なのが働くスタッフの確保です。その点では弊社は恵まれていて、看護師も15人程度と、この規模の会社としては多いほうだと思います。弊社は、とにかく従業員ファーストなんですよ。働く側がどんな会社を望んでいるのか、要望があれば自由に提案してくださいと言っています。そういった声を聞いて、できることはどんどん取り入れていましてね。つまり、従業員自らが自分の会社を働きやすいようにつくっていくシステムにしているんです。
 
今岡 素晴らしい考えです。しかし、それは一番難しいことですよね。要望に応えれば応えるほど、会社の利益が下がっていくこともありそうです・・・。