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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一人ひとりの障がいに 寄り添う婚活サポート
障がい者専門の結婚相談所 Challenged to U 代表 井上篤志

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 障がい者専門の結婚相談所を運営するChallenged to U(チャレンジド トゥーユー)さん。障がい者専門とは、珍しいですね。
 
井上 障がい者専門の結婚相談所はほとんどないので、一般の結婚相談所でうまく活動できなかった方も安心して相談していただけるというお声をたくさんいただいています。できるだけ多くの出会いを提供できるよう、会員数でも成婚者数でも国内最大手のIBJの正規加盟店になり、ご希望に合わせて3つのコースを用意しているんですよ。
 
タージン サポート内容で料金を変えながら、自分に合ったコースを選べるのはいいですね。そもそも、井上代表が結婚相談所を開業するきっかけは何だったのでしょう。
 
井上 私は18歳で料理人からキャリアをスタートし、その後は住宅設備会社で営業職に就き、部下の育成業務や経営幹部も務め、今まで約5000人のお客様の対応をしてきました。ただ、その頃から自分の事業を立ち上げたいという思いがあり、模索していたんです。私は人生のどん底にいたとき、多くの人に助けられましてね。だからこそ、新しく始めるなら、人を幸せにし、人生を変えるきっかけになる、そして、年を重ねてもずっと続けられる仕事をしたいと思っていました。そんなとき、身近な方が結婚することになり、お相手とは結婚相談所で出会ったと聞いたのです。結婚相談所についていろいろと調べたところ、これは素晴らしいシステムだと感動しました。
 
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タージン マッチングアプリよりも安心感がありますよね。本当に結婚したい人だけが集まって、独身証明書を提出するなど身元もしっかりしていないといけませんし。
 
井上 ええ、人生をかけて取り組みたいと感じました。そこで、婚活カウンセラーの資格取得講座を受け、コーチングやカウンセリング、心理学を学ぶほか、ベテラン仲人さんからお話を聞くなどして勉強し、開業に至ったんです。いざ一般的な結婚相談所を始めてみると、障がい者の方からのご相談が多いことに驚きました。ただ、私は福祉の仕事をした経験もないので、最初はお断りしていたんです。同業者に聞いてもサポートが難しいので積極的にお受けしていないという意見が大半で、ニーズはあるのに必要なサービスが届いていない現実に、もどかしさと悲しさを感じました。