タージン　それは驚きました！　怖い話ですね。最近ではスメルハラスメントや香害といった言葉をよく耳にします。特に、海外製品は香りが強いものが多い印象です。
 
岡山　おっしゃる通りで、最近は柔軟剤やソープの香りが強すぎるためにアレルギーに苦しんでいる人が増えているんです。その点、私どもでつくるアロマクラフトは必要最低限のものしか入っていないですし、工程も簡単で混ぜるだけで簡単につくれます。また、石けんやシャンプーに使われるカラー剤はマイカといって金属の一種なんです。当教室ではなるべくそういった色材料を使わずに、竹炭や小豆などでナチュラルなものを使っています。
 
タージン　体に優しい石けんを徹底されているんですね。岡山代表がアロマと出合ったきっかけは何だったのでしょう。
 
岡山　私の主人が整骨院を経営していて、「加湿器に垂らすエッセンシャルオイルを買ってきてほしい」と頼まれたのがアロマとの出合いでした。いろんなアロマを調べる中で、アロマ検定というものを見つけて興味が湧いたんです。
 
タージン　旦那さんの一言がきっかけで偶然の出合いを果たされたんですね。
 
岡山　ええ。当時は子どもが小さかったので、自宅でできる仕事につながればとアロマテラピーを習いに行ったんです。日本ではあまり知られていないものの、フランスではアロマが予防医療としても使われているんですよ。例えば、頭痛を緩和したり、喘息や咳を鎮めたりする効果があります。私の主人がアトピー性皮膚炎だったり子どものお友だちがアレルギーで悩んでいたりして、自然由来の体に優しいものをつくってあげたいと石けんづくりを始めました。
 
タージン　なるほど。岡山代表が手がける石けんにはどのような特徴があるのでしょうか。