嶋　実は事前に美名子代表のInstagramを拝見しました。そこに書かれていたように、まさに“愛のムチ”を振るうことで、悩める方々を導いていらっしゃるんですね。
 
美名子　おっしゃる通りです。心理カウンセリングの中で、その方の心の奥を深堀りしていくことで、その方が本当は何を求めているのかを見つけ出し、お悩みの根本的な解決につなげていくんです。
 
嶋　最初にお話にあったように、そのような悩みが部屋の状態にも結びついているんですよね。私の知人の女性も、昔付き合っていた方との思い出の品をずっと捨てられずに持っていて、婚約者の方に怒られてしまったことがあったそうなんです。冷静に考えれば現在の婚約者が気分を害すことはわかるはずなのに、それでも捨てられないのは無意識に執着心を持ってしまっているからなんでしょうか。
 
美名子　執着する理由も人それぞれです。ただ思い出を忘れたくないというだけでなく、例えば、自身を振った相手を見返したいという気持ちが働いている場合もありますね。
 
嶋　なるほど。その理由を自分自身で気付くことができれば、執着から離れたり状況を変えたりできるわけですね。実は、私も車を運転しているときに自問自答をして、自身の感情を客観的に見て気付きを得ることで、ストレスを解消しているんです（笑）。
 
美名子　それは素晴らしいですね。なかなか自分自身の感情を客観的に見ることができる方は少ないですから。
 
嶋　だからこそ、そのような方のために美名子代表がいらっしゃるのだと思いますよ。自身の感情に気付けなかったり、感情を無理に押し殺したりしていてはストレスがたまるだけですからね。かつては、何事も我慢することが美徳とされる世の中でした。特に私たちが子どもの頃は「男なら泣くな」と言われて育ってきましたからね。