矢部　ありがとうございます。──あっ、痛気持ち良いですね。今までに経験したことのない施術です。少しこすっていただいただけでも効果を感じます。ここまでお話をうかがってきて、岩波社長がサロンを拡げようと思われたきっかけが気になりました。ぜひ教えてください。
 
岩波　2003年に個人サロンを開業後、大病を患い、店の継続に自信を失いかけていた時、黄土漢方蒸しの老舗Asucaの創立者の方と出会ったんです。初めて黄土の座器に座った瞬間、あまりに心地良くて、即導入を決めました。
 
矢部　大病という大変なご経験が今のサービスにつながっている、と。岩波社長を見ているととてもアクティブな方に見えます。
 
岩波　いえいえ。実はメンタルがとことん落ち込んだ時期があります。このままではダメになると思い、一歩踏み出すために五条店オープンへ踏み切りました。
 
矢部　私もプライベートでメンタルが落ち込んでいた時に、同じような気持ちの方に寄り添えるのではないかとバーをオープンした経緯があります。辛さをバネにするところは私と似ていますね。でも、新たに別店舗をオープンするのはハードルが高かったのではないですか。