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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

建設工事の業界を支える
施工管理のエキスパート

 

工事現場に必要不可欠な施工管理者

 
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狩野 施工管理という仕事は、一般的にはあまり馴染みがないように感じます。どのような仕事なんですか?
 
塩月 簡単に言うと、工事現場において作業員を指揮し、工事全体を管理する仕事です。現場での作業員の安全管理をはじめ、予算設定や作業のスケジュールを計画して手配する工程管理や、完成品が仕様書に記載された品質基準を満たしているかを確認する品質管理といったデスクワークも担っています。また、建築業法により、工事現場には施工管理技士という国家資格を持った技術者を配置するよう定められているため、施工管理技士は工事になくてはならない存在なんですよ。
 
狩野 なるほど。工事現場では施工管理者が必要不可欠ということですか。芸能界でいうと、さまざまな企画を管理するプロデューサーのような立場なんですね。
 
塩月 そうですね。ですから、資格を取得していると建設現場での活躍の場が広がるんです。現在は、独立を支持していただいた大手建設会社さんの工事の施工管理を主に請け負っています。ほかにもこれまでのご縁からお声がけいただいているお客様もおりまして、とてもありがたい限りです。
 
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狩野 会社の設立当初から、さまざまなお客さんから依頼してもらえるとはすごいですね。塩月社長が現場で大切にしていることも教えてください。
 
塩月 各業者さんがスムーズに作業できるように常に意識しています。というのも、現場ではさまざまな業種の職人さんたちが集まって工事を行います。現場ごとに異なるメンバーが集まるため、常に顔見知りで仲の良い職人さん同士で仕事ができるとは限りません。ですから、場合によっては職人さん同士が円滑なコミュニケーションが行えないこともあるんです。そのような時に私が間を取り持って、スムーズな連携が取れるようにしています。
 
狩野 チームをまとめるためにも現場の知識や経験が必要そうですね。お若いながらも多くの現場経験を重ねてきた塩月社長だからこそ、深い理解をもって職人さんと接することができるのだと思いますよ。