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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

こだわりの施工を実現
店舗内装工事のプロ集団

 

建設業界一筋28年、実績を積み重ねて

 
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濱中 森川社長はこれまで、建設業界一筋で歩んで来られたんですか?
 
森川 はい、もう28年のキャリアになります。
 
濱中 すごい! 大ベテランですね。最初から建設業界を志望されていたんですか?
 
森川 いえいえ、もともとは舞台美術の道に進みたかったんです。宝塚歌劇団の大道具の仕事に就きたくて、当時、宝塚の裏方として働くにはどうしたらいいのかを調べたところ、神戸工業高等学校インテリア科卒の方が就職されていることを知りまして。後に続くつもりで、同じ高校に進学しました。
 
濱中 なるほど、その高校が一番の近道だと思ったわけですね。
 
森川 ところが、いざ就職活動となったとき、宝塚の大道具では当時は女性を募集していないことが判明しまして(笑)。
 
濱中 えー! それはショックだったでしょう・・・。
 
森川 今とは異なる時代性もありましたからね。でも実際問題、就職はしなくてはいけない。そこで、担任の先生が見つけてきてくださった大手グループ企業の施工会社に就職することになりまして、その会社での配属先が店舗内装部だったんです。
 
濱中 当時、女性が建設業界で仕事をするのは、かなり珍しかったんじゃないですか? さぞかし苦労されたことと思います。
 
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森川 お察しの通りです(笑)。高校卒業したての小娘が何もわからないまま現場監督として仕事をするわけですから、苦労がないと言ったら嘘になりますね。最初は現場でも「お姉ちゃん」なんて呼ばれていまして(笑)、悔しかったですよ。だから、「森川さん」と名前で呼んでいただけるように一生懸命頑張りました。
 
濱中 「現場で結果を残すしかない!」と努力されたわけだ。
 
森川 内装全般を請け負うので、知識も経験も相当量を積み重ねないと一人前にはなれません。上司の手をまったく借りずに一つの飲食店を営業→入札・落札→発注業務→工事管理→引渡し→集金まで、すべて自分で完結できるようになるまでに5年はかかりましたね。
 
濱中 今は建設業界を目指す女性も増えてきていると聞きます。森川社長は、そんな女性たちの先駆けでいらっしゃったんですね!