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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅からインフラまで
土木・建設工事の専門家

 

創業当初から総合力のある企業を目指す

 
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石黒 あらためて野呂社長の歩みについてうかがいます。ご出身はやはり栃木県内なんですか?
 
野呂 いえ、実は私は北海道札幌市の出身でして、栃木県には仕事の関係で移住してきたんです。
 
石黒 え! 私も札幌市の出身です! 札幌西陵高等学校に通っていたんですよ。
 
野呂 そうだったんですか! 私が住んでいたのは札幌市の西区でしたのでとても近いですね。
 
石黒 どこかの道ですれ違っていたかもしれませんね(笑)。移住してこられた際の経緯も教えてください。
 
野呂 もともと私は札幌市内の企業に勤務し、土木・建設工事の修業を積んでいたんです。その当時の上司の実家が、栃木県にある土木・建設業の会社を経営していまして。やがて上司が家業を継ぐこととなり栃木県に帰郷する際に、私も一緒に移り住んで上司の会社に転職したんです。そして、長年にわたって得た経験とノウハウをいかして2009年に独立し、弊社を設立しました。業界歴としては、今年2024年で35年ほどになりますね。
 
石黒 35年もの業界歴を持つ大ベテランというわけですか。その長年の経験を活かした、野呂土建さんならではの強みとはなんでしょうか?
 
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野呂 弊社の強みは、総合力ですね。というのも、私は長年にわたってさまざまな現場を経験してきたことで、あらゆる工程もこなせるようになりました。そのため、一つの工事にかかる工程を、弊社だけで一貫して請け負えるようになったんですよ。私は創業時から、何か弊社ならではの強みがなければ、業界の中で生き残ってはいけないだろうと考えていました。そこでこれまで、ワンストップで工事を請け負える企業にすることを目標として事業を展開してきたんです。
 
石黒 確かに一口に建設工事と言っても、さまざまな種類の工事がありますもんね。
 
野呂 おっしゃる通りです。例えば弊社が手がけている土木事業では、道路工事や上下水道工事、護岸工事などがあり、それらを全般的に請け負うことができます。また、一般住宅にかかわる工事では、建物の解体工事、土地の造成工事、そして基礎工事や外構工事などがあり、通常では各工事を行う際にそれぞれ専門的な業者に依頼するところを、弊社ではそれらを一括で行えるんですよ。そうすることで、お客様にとっても説明や引き継ぎの手間がなく、ご依頼の負担も抑えられるという利点があります。
 
石黒 お客さんが安心して依頼できるのも大きな強みですね。大規模な公共事業も請け負えるほどの実績と技術のある会社さんが、住宅の外構も施工してくれるという点も、安心感につながると思います。