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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

コンテナを自由にリノベ オフィス需要を開拓中!
基地クラフト 代表 児玉竜之

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 基地クラフトさんは奈良県を拠点に、元は海上輸送に使われていたコンテナの内側をリノベーションして、住居やオフィスに生まれ変わらせる事業を展開されているとうかがいました。今いる事務所もコンテナなんですよね?
 
児玉 そうです。ここはお世話になっている外構会社の社長さんから注文を受けたもので、一部を私の事務所として間借りさせてもらっています。20フィートのコンテナを2つくっつけ、間の壁をくり貫いて溶接しました。
 
畑山 外から見るとコンテナそのものです。でも、中はきれいに内装が施されていてびっくりしました。金属製だし暑いんじゃないかと思っていましたけど、意外に涼しいですね。
 
児玉 ええ、エアコンが効くように断熱材を使用しているんです。玄関と窓を開けたほかは外観にほとんど手を加えていないので、いかにも秘密基地みたいな感じで気に入っています。
 
畑山 かなり自由に加工できるんですね。内装デザインの提案から施工まで、児玉代表がご自分で手がけているのですか?
 
児玉 はい。普通のプレハブみたいな内装だと楽しくないので、コンテナなのに中はこんなにカッコいいという意外性を狙っています。
 
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畑山 ところで、児玉代表はどんな経緯で今のお仕事と出会い、起業されるに至ったのでしょう?
 
児玉 大学を出た後、金融業界で営業職に就いていましたが、30歳の手前で、「このまま無形のものを売って年を重ねるより、せっかくなら形のあるもの、自分が好きなものを売りたい」と思うようになったんです。以前、コンテナを自分用に買って、バイクのガレージをつくったことがあったんです。それが楽しかったから、奈良でコンテナハウスをつくっている会社に転職し、1年半ほど経験を積んだところで独立しました。2022年のことです。