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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人間的な成長を促す
個別指導の学習塾

 

子どもたちの人間的な成長をサポート

 
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亀山 山口代表が子どもたちを指導するうえで、大事にしていることを教えてください。
 
山口 それは「自分で考え、切り開く力」です。子どもたちそれぞれの個性を尊重するとともに、彼らが自分自身で考えて選択し、自らの力で人生を切り開いていく力を、勉強を通して学んでいけるようにサポートしています。
 
亀山 なるほど。学力の向上はもちろんのこと、それ以上に人間的な成長を重視しているわけですか。
 
山口 はい。当然ながら、勉強が得意な生徒もいれば苦手な生徒もいますし、中学生や高校生には勉強よりも部活動を優先したいという生徒も少なくありません。そもそも多くの子どもたちは、できるなら勉強をしたくないと考えるのは当たり前のことだと思うんですよ。その中で、どのように成長していきたいか、どのような人生を歩んでいきたいかを、自分自身で気付くことが大切だと思います。ですから私は、子どもたち自身がしたいことを優先しなさいと伝えているんですよ。
 
亀山 そのお考えはとても共感できます。私も子どもたちに野球を教える時、同じように接しているんですよ。周囲の大人たちが常に「勉強しなさい」と強制していては、子どもたちも心の逃げ道がなくなり、精神的に苦しくなってしまうでしょう。だからこそ、子どもたちの心が落ち着ける逃げ道をつくってあげる必要がありますよね。そのうえで野球と勉強、どちらに対しても努力することで、人生の選択肢も増えていくと考えています。
 
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山口 おっしゃる通りですね。子どもたちの才能がどのような形で開花するかはわかりません。だからこそ、彼らが興味を持ってやってみたいと思ったことに対して、最初から無理だと決めつけて否定はしないようにしているんです。私はそのうえで、一つの木を育てるように段階的なプロセスで、成長をサポートしています。まずは、子どもたちと十分にコミュニケーションを取り信頼関係を築き、やる気を持たせるために「開墾」する。そして、自身がどうなりたいかという目標の「種」をまき、勉強を通じて「発芽」させ、やがては才能の「開花」、そして目標の達成という「結実」につなげていくわけです。
 
亀山 非常にわかりやすい、説得力のある指導プロセスだと感じますね。中学生から高校生くらいの思春期の子どもたちの心はとても複雑ですし、子どもたちを見守る親御さんの理解も必要なのではないでしょうか。
 
山口 そう思いますね。やはり子どもたちが自身の目標に向かって努力するためにも、ご家庭のバックアップが重要ですから、親御さんとの三者面談などを通じて、私が仲介する形で親子の相互理解を促しています。