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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

NLPセッションを通じ
過去の経験をギフトに

 

トラウマから人生のどん底を経験

 
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濱中 井上代表がどのようなきっかけでこの道に進まれたのか気になります。ぜひ、これまでの人生のストーリーを教えてください。
 
井上 私は16歳の時に性被害に遭ったことで、心に深く傷を負いました。そして38歳の時に元夫のDVが重なりうつ病を発症したんです。体の激しい痛みや、娘の病気に絶望し、元夫のDVが重なり45歳の時に自殺未遂をして精神病院に入院しました。当時は、日常生活もままならないほど苦しみましたね。
 
濱中 壮絶な人生を歩んでこられたんですね・・・。そこからどのようにして立ち直れたのでしょうか?
 
井上 一番は、子どもたちの母としての葛藤と責任です。精神病棟でPTSDと診断された私は、退院後に自分の病気と向き合わなければと思い、あらゆる方法を探す中でNLP心理学と出合いました。学んでいくうちに、体も心も健康になりトラウマを克服することができたんです。そうすると、子どもたちも明るくなっていきましてね。それで子どもの幸せはお母さんの幸せのうえで成り立っているんだ、ということに気が付いたんです。
 
濱中 お母さん、ひいてはお子さんを幸せにするためにこころケアWithさんを立ち上げられたというわけですね。
 
井上 はい。日本のこれからの未来を支える子どもたちですから。そのためにも、お母さんを笑顔にしようと思ったことがきっかけで当所を立ち上げました。
 
井上代表の実体験や克服体験を綴った書籍
井上代表の実体験や克服体験を綴った書籍
濱中 私も怪我で3回目の手術をしたときに「野球人生が終わった」と酒に溺れていた時期がありました。人生のどん底でしたが、そんなとき、ファンの方から寄せ書きのアルバムを3冊ほどもらったんです。そこには「待っています、頑張ってください」とたくさんのメッセージが書かれていて、「もう一回復帰を目指してみよう」とリハビリに専念するようになりました。ファンの方々の支えがなかったら私の人生は暗いままでしたし、今でも忘れない出来事ですね。
 
井上 濱中さんや私は、今が幸せだから過去の経験も必要だったなと思えるんです。ですから、相談者様にも過去の経験をギフトに変えられるように、過去を克服して笑顔になっていただきたいと思っています。
 
濱中 井上代表ご自身が当事者であるからこそ、相談者さんも心の内を話しやすいでしょうね。
 
井上 そうであれば嬉しいですね。私の実体験や克服体験は、書籍『こころの氷はきっと溶ける~性的トラウマを抱えるあなたへ性暴力サバイバーからのメッセージ~』としてamazonでも販売しています。セルフケアの方法なども記しているので、トラウマに悩む多くの方に自分だけではないこと、そして変われることを知ってほしいですね。