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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅から高層ビルまで
高スキルを誇る左官職人

 

一級左官技能士として多種多様な施工に対応

 
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畑山 具体的に、GINZA SAKANさんではどのようなお仕事を受けていらっしゃるのでしょうか?
 
森本 建物の床や壁などをコテで使って塗り仕上げる左官工事や、床をコンクリートで仕上げる工事、モルタルの防水工事など多種多様な施工を手がけています。一般の住宅から病院や学校、商業ビル、高層マンションなどさまざまな建物の施工実績があるんですよ。
 
畑山 幅広く対応されていらっしゃると。要は建物の下地をつくる仕事なんですね。
 
森本 はい。建物の最後の仕上げとして外装を仕上げることも多いですね。私は一級左官技能士の資格を持っているので、その他左官工事以外にも対応できます。ぜひ、お気軽にご相談ください。
 
畑山 左官工事というと、職人さんの手仕事という感じがして繊細な技術が求められそうですよね。森本代表はお仕事をするうえで、どのようなことを意識されているんですか?
 
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森本 私自身、この仕事を始めた当初から丁寧に仕事をすることを何よりも意識していました。ただ、仕上がりをきれいにすることを意識するあまり「その施工スピードでは商売として成り立たない」と最初の親方から言われていたんですよ。それでも私は手を抜くことは一切せずに床も天井も、丁寧に施工することに没頭して作業してきました。そのスタイルをやり続けていくうちに、手際よく高品質な作業ができるようになっていったんです。
 
畑山 それは素晴らしい。丁寧な仕事をして手際もいいなんて左官職人として無敵ですよね。
 
森本 ありがとうございます。修業中の5年間は、なかなか親方からも他の職人からも認められず悔しい思いもしたんです。5年も続けて一般的な評価も得られないなら仕事を変えたほうがいいとさえ思いました。だから覚悟を決めて、「現場を私一人でやらせてください」と頼みましてね。これで利益が出ないなら仕事を辞めようと思ったんです。そして5階建てのマンションの施工を朝5時から夜9時まで時間をかけてやりきり、利益を出すことができました。そのことがきっかけで、職場の先輩が私を一人前の職人と認めてくれまして。職人としてやっとスタートラインに立ったと思った出来事でしたね。今ではさらに時間を短縮して施工できるようになりましたよ。