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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

被災地復興にも尽力!
解体業から事業を多角化

 

縁を大事にしながら困っている人を支援

 
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濱中 ところで、こちらのボクシングジムは会員さんの出入りが自由だそうですね。  
 
兼本 はい。オートロックのキー番号を入れて入室してもらい、入口の貯金箱に500円を入れて、自由にトレーニングをしていただくシステムにしているんですよ。9時から21時まで開放していて、プロ希望者だけでなく、ダイエットや体力づくり、ストレス解消などを目的に誰でも気軽に運動を楽しめます。このジム自体は営利目的ではなく、私の趣味のようなものなんですよ。はなみち建設のスタッフならいつでも利用できますし、地域貢献の意味も含めてボランティア感覚でやっているんです。
 
濱中 スタッフさんも利用できるのはいいですね! 体力づくりやストレス解消にもなりそうだ。それにしても、ボランティアというのはすごいですね。
 
兼本 実は、ジムの利用者様にはトレーニングの成果を活かして、先ほどご紹介したセキュリティ事業のスタッフとしても仕事ができる体制を構築していきたいと思っているんです。プロを目指すなど本格的に格闘技をしている方もトレーニングに来ているので、そういう方たちに例えばボディガードになってもらうとか、ジム運営を通じて働き口を提供する受け皿になれたらという思いがあるんです。きちんと稼げる場所があれば、プロに向けたトレーニングへのモチベーションアップにもつながりますからね。
 
濱中 わかるなぁ。私自身、現役を退いてからは身体を動かさなくなってしまいました。ですからモチベーションを維持するために目標を掲げることの重要性をひしひしと感じています。目標を実現するためのサポート体制がある環境がうらやましいですよ。それにしても、格闘技経験者にボディガードになってもらえるとは、目の付け所がいいですね! ジム運営をセキュリティ事業につなげていくなんて、新しいアイデアを発想できるところがすごいです。
 
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兼本 ありがとうございます。セキュリティ事業は法律の規制があって、立ち上げまでに高いハードルがあります。それまでは社会貢献としてボランティア活動をしていきますが、私自身が楽しんで取り組めている事業ですね。
  
濱中 すべてが別の事業のように見えていたのですが、相互に補完しあって一つにつながっている印象です。しかもお話をうかがって、これら3つの事業が困っている人を助けたいという思い、そして仲間とのつながりやご縁を大事にしているからこそ成り立っているのだと感じました。どの事業もこれからの成長が楽しみですね。
 
兼本 はい、解体業ではもっと入札で獲得できる仕事を増やしていきたいです。もちろん、能登半島にはこれからも出向いて作業を続けます。現地での作業が無事に終わる頃には、一段と大きな会社に成長していたいですね。
 
濱中 兼本代表の取り組みは能登の方々にとって、大きな助けになっていると思います。これからも1日も早い復旧・復興のために頑張っていただきたいです。そして、ボクシングジムでは、できればプロになる人を育てていただきたいですね。これからのご活躍に期待していますよ!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事は工夫や努力次第で楽しいと思えるようになると思います。高杉晋作の辞世の句、「おもしろき こともなき世を おもしろく」の精神ですね。
(兼本誠)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 はなみち建設
■ 所在地 〒636-0246 奈良県磯城郡田原本町千代171-1-101
■ HANAMICHI-BOXING GYM
Security Club-Hanamichi
〒633-0072 奈良県桜井市箸中750-2
■ 事業内容 解体工事/土木工事/セキュリティ事業/ボクシングジム運営
■ 創業 2019年3月
■ 従業員数 9名
■ Instagram https://www.instagram.com/hanamichi_kensetsu/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。