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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

親子関係や不登校を支援 心理学ベースに各種講座
こころサポートひょうご 代表 松本あやこ

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 松本代表が運営する「こころサポートひょうご」さんでは、子育てに関する悩みを中心とした個人カウンセリングのほか、不登校のお子さんの保護者の方が安心して集える場なども提供されているそうですね。
 
松本 はい。公認心理師、心理カウンセラーとして、10代から大人の方までを対象にカウンセリングを行っています。不登校や学校に行きづらいお子さんの保護者さんに向けては「SAFETY BASEの会」と名付けて、毎月1回、西宮市内の会場で定員6名までのお話会を開いています。保護者の方が自由に参加でき、積極的に話してくださってもいいですし、ほかの参加者の話を聞くだけでも大丈夫ですよ。
 
狩野 定員6名なら、かなり深い話ができそうですね。ほかにはどのようなプログラムがあるのですか?
 
松本 認知行動療法と交流分析などの手法を用いた「子どもと笑顔で過ごすためのプログラム」や、オンラインでの「コミュニケーション講座」、「親育ち講座」などがあります。どれも心理学をベースとしており、決まった回数でひと通りの内容を学べますから、気軽にご参加いただきたいですね。
 
狩野 子どもだけじゃなく、親の成長にも寄り添っていただけるのはありがたい! そもそも、松本代表はどんな経緯で心理学に興味を持たれたのでしょう。
 
松本 私にはダウン症の長女がいます。かつての私は頑張れば何でもうまくいくという価値観で生きていたので、娘にもそれを押し付けてしまっていたんです。娘は娘なりに期待に応えようとしてくれた結果、18歳の時に適応障害を発症したことをきっかけに、私は初めてカウンセリングを受け、それまでの子育てや自分の生き方を見つめ直すことになりました。
 
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狩野 ご自身の体験が出発点だったのですね。私も子育てをしている中で子どもの判断につい口出しをしがちで、心配だからとはいえ、それこそ押し付けなのかもしれないと考えることがあります。心理学の門を叩いて、松本代表の中で何かが変わりましたか?
 
松本 それまでよかれと思ってやってきたことが、彼女を本当に追い詰めていたんだなとわかりました。今、私の講座に来てくださるお母さんたちも、子どもが不登校になってどうしたらいいのか悩んでおられ、やはり親の価値観でよかれと思ってしたことが裏目に出ているケースも多く、すごく共感できます。