狩野　税制面など、いろいろな利点があるんですね！　興味が湧いてきましたよ。
 
岡脇　会社側が従業員の資産を考慮してくれているという部分では、福利厚生の側面も大きいです。企業側と従業員がWin-Winになる制度でもありますから、多くの企業に広まってほしいと考えています。人材不足で悩む企業にとっては、より優秀な人材を確保するための戦略ともなるはずです。現状約4.7万社が導入しているものの、日本全体の企業数の大体2%ぐらいに過ぎません。またそのほとんどが大手企業。国や金融機関などが導入を推進しているのも、実際には従業員50名以上の会社ばかりです。
 
狩野　日本の多くの会社が中小零細企業であることを考えると、まだまだ普及の余地がありそうです。
 
岡脇　そうですね。私は外資系保険会社や総合保険代理店での勤務を経て、ただ商品を売るだけでなく、お客様皆様に関わっていきたい思いが強くなりました。例えば、確定拠出年金の場合も原則、60歳まで途中引出しはできません。ですので当然、今後のライフプランを加味したうえで、計画的に導入する必要があります。お客様の状況を加味し、それぞれの事情に寄り添いながら、導入・サポートを進めていきたいですね。
 
狩野　資産運用としてだけでなく、従業員の定着や企業価値を高める意味でも重要な位置づけになることが理解できました。また岡脇社長のFPとしての経験がより活きてくるわけですね。従業員さんの資産教育やアドバイザーとしても最適な人材だと思います。