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母の持病をきっかけに管理栄養士の道へ
酒井 はい。私が幼い頃から母が持病を抱えていたため、食事で健康な体をつくることに興味を惹かれ、管理栄養士になりました。大学卒業後はドラッグストアに入社し、店舗業務と化粧品販売を担当し、転職後は介護老人福祉施設の巡回しながら月200回ほど入所者の栄養指導にあたっていたんです。
小倉 200回とはすごいですね。それだけ多くの方に栄養指導を経験されたことが、独立にも影響しているのでしょうか。
酒井 日々多くのご高齢者とお話しする中で、「今まで好きなものを食べて生きてきたのに、なぜ人生の終盤で食べるものを制限されないといけないんだ」という声を聞くことが多く、健康のためとはいえ制限ばかり強いている自分の立場に疑問を持つようになったんです。母が厳しい食事制限をしている姿をずっと見てきたこともあり、食事に制限がある方も安心しておいしく食べられるものをつくりたいと思い立ち、起業を決意しました。