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1型糖尿病を人生の彩りと捉え挑戦の人生へ
田中 3歳の時点で一日中RCカーのタイヤ交換をしていたそうです(笑)。小学1年生の時には10分の1サイズのRCカーを自分で一から組み立てていましたよ。
小倉 天賦の才があったのでしょうね! 好きなものが早期に見つかって打ち込めるなんて素敵な人生だ。
田中 私は小学5年生で1型糖尿病を発症したんです。医者から「一生注射を打ち続ける必要がある」と突きつけられて、人生に絶望しました。当時は本気で死にたいと思ったこともありましたね。ですが、「ここで死んだら負けの人生だ」と気付いたんです。その後は「今死んでも後悔のない生き方をしよう」と決意し、どんなことにも死ぬ気で挑戦するようになりました。今では「1型糖尿病は、私の人生の彩り」と捉えていますよ!
小倉 その境地に至るまで本当に大変だったと思います。辛い時期を乗り越え、今こうして前向きに人生を歩んでいる。どん底を経験して得るものがありますよね。私は若手の時、大怪我をしてしまい手術をしました。リハビリに1年半かかり、オランダで夜一人、誰もいないホテルで自問自答しましたが、そんな辛い日々を送る中で、最終的に前向きに転換するしかないと気付いたんです。今ある自分の中でやっていくしかない、今の自分は嫌いじゃないなってなれたんですよね。そうすると、人間って余裕が生まれてくるんですよ。ですから、田中代表のポジティブマインドはとても共感できます!