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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手間暇かけて世話を焼き 良縁をつなぐ結婚相談所
古民家結婚相談所~結葉~ 代表 瀧本好子

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪府貝塚市の古民家結婚相談所~結葉(むすびば)~さん。瀧本代表は、これまでご自身で、時には他の仲人さんたちと協力しながら100組以上のカップルを成婚させた実績をお持ちだそうですね。
 
瀧本 はい。1990年代、知人からのご紹介依頼を受けて仲人としてご縁をお世話したのがはじまりでした。私はもともと世話好きで、頼まれごとを放ってはおけない性格なのでボランティアのような形で仲人を続けてきました。ただ最近は、少子化やプライバシー保護の観点から、活動に難しさを感じております。そこで情報化社会の流れにも対応しようと、結婚相談協会に加盟し、当相談所を立ち上げました。仲人歴30年、全国に広がる仲人同士のネットワークを生かして、さまざまな方をご紹介しますよ
 
濱中 昔ながらの仲人活動に加えて、インターネットを用いて多くの方々を成婚へと導かれるわけですね。
 
瀧本 ええ、登録の際は各種証明書をご提示いただきます。もちろん、その情報はしっかりと管理しますのでご安心ください。そのうえで、スマートフォン等を使って登録している会員様の中から、ご希望の相手を探せます。一方、私がこれまで多くの皆さんのご縁をつなげてきた、昔ながらのいわゆる“手組のお見合い”スタイルも続けていきます。お相手に渡す履歴書とも言える身上書を用いて、ネットでは見えないお人柄や育った環境などを知ることができるんですよ。また、ご本人を知るために最初の相談にはじっくり時間をかけます。それこそ2時間以上おしゃべりすることもありますね(笑)。
 
濱中 会員さんのことを知り尽くしたうえで、お相手を探してくれるんですね。それだけ親身になってくれるとみんな嬉しいだろうなぁ。
 
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瀧本 親御さんから相談に来るケースが主です。私は成婚に向けて、親御さんにも関わってもらうことを重視しています。ですから準備段階でそれぞれのご家族がどういう方を望んでいるのかなどもヒアリングしたうえでお相手を探します。
 
濱中 そう聞くと今主流の、ネットでマッチングだけしてお見合いをたくさんしましょうというスタイルとはまったく違いますね。昔ながらの、結婚をする方、そしてそのご家族に向き合って成婚に向けてサポートしてくれるんだと感じます。ネットを使えば、お相手への希望条件を入力するだけで自分に合う人が見つけられるメリットはあります。ただその人の“人となり”が見えにくい部分はあるかもしれませんから、瀧本代表のようなベテランがサポートしてくれると頼もしいですよ。