B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国各地の陶器を厳選
移動販売で全国にお届け

 

全国から集めたこだわりの陶器を販売

 
glay-s1top.jpg
水野 移動販売にこだわったのは何か理由があったのでしょうか?
 
齋藤 私自身、陶器を集めるために、佐賀県の唐津焼、岡山県の備前焼、岐阜県の美濃焼・・・と全国各地を回っていました。ただ、各地に行くことは楽しさもあるとはいえ、やはり大変で。そうした経験から、私がお客様のもとまで出向くことで、各地のぐい呑みをはじめとするさまざまな陶器を手軽にお届けしたいと思ったんです。
 
水野 齋藤代表が全国から厳選した商品を運んでくれ、手に取って吟味できるなんてとても贅沢ですよね。あらためて、こちらでどのような陶器を取り扱っておられるのか教えてください。
 
齋藤 瀬戸焼、常滑焼、美濃焼、信楽焼、丹波焼、越前焼、萩焼、唐津焼といった伝統ある各地の陶器のほか、実力のある陶芸家さんや若手陶芸家さんから買い付けた現代陶器などを販売しています。新作から中古品まで取りそろえており、一品一品私の目で厳選した深みのある素晴らしい作品ばかりですよ。
 
水野 本当に多種多彩な陶器が並んでいて、圧巻ですね!
 
齋藤 器以外に、瀬戸焼の陶芸家さんとコラボしたオリジナルの縁起物陶器なども販売しています。こちらにあるのが招き猫で、手書きでお名前やイニシャルなどを書き足せるようなデザインになっているんですよ。
 
イニシャルが入るキュートな招き猫
イニシャルが入るキュートな招き猫
水野 わぁ、ポップでかわいい招き猫! まさに、型にはまらない独自のスタイルで陶器の奥深さや魅力を全国に発信しておられるんですね。実は私もおいしくお酒を飲むために、いくつかガラス製のぐい吞みを集めています。酒器って、口縁の厚みでお酒の口当たりや味わいが変わってくるのが魅力ですよね。
 
齋藤 水野さんのおっしゃる通りで、お気に入りのぐい吞みで飲めばより一層おいしくいただけますし、素材の厚みや質感によって日本酒の味も変わっていきます。私もぐい飲みを通じて陶器に魅力を感じていろいろ勉強していくうちに、さまざまな陶芸家さんがいることを知りました。有名な陶芸家さんはもちろん、感性が光る若手の陶芸家さんもいらっしゃいます。そんな方たちの作品を少しでも皆さんにお届けしたいんです。
 
水野 お話をうかがっていて、齋藤代表の「陶器の魅力を知ってもらいたい」という強い思いが伝わってきます!