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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

職人も自由に営業活動
風通しのいい建設会社

 
 
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 それは珍しいお取り組みですね。どのような意図があるのか気になります。
 
清山 建設工事はかなりの体力が必要な仕事。ですから、少し体を休めたいという場合や工事の空き時間を活用したいときは、どんどん営業に出てもらっているんです。もちろん自分で取った仕事は歩合制で給料に反映させるなど、頑張ったら頑張った分だけ報われる体制を構築しています。さらに、見積もりは全員で検討し、よりよい提案ができるよう工夫しているんです。
 
 チームワークが抜群です。まさにみんなで経営している企業ですね。
 
清山 おっしゃるとおりなんですよ。営業を任せれば職人も会社にどれぐらい貢献できているかを自覚し責任感が生まれるもの。そのため、私が見積もりに口を出そうとすると「社長はいいです」と断られることもあるんです(笑)。
 
 関係性がいい証拠ですよ(笑)。社長に対して気軽に意見を言える雰囲気というのも素敵ですよね。スタッフさんのやりがいや働きやすさを何よりも重視する清山社長。最後に将来のビジョンをお聞かせください。
 
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清山 私に大げさなビジョンはありません。それよりも毎日、小さな目標を立て一つずつ達成することを心がけているんです。この精神をスタッフにも共有してもらうため、弊社はその日の工事が終わると全員で事務所に集合し、タバコを吸ったりお茶を飲んだりしながら一日の仕事を振り返ります。「この施工に苦労した」など内容はなんでもいいんですよ。できなかったことがあれば「こうすればいい」と仲間同士でアドバイスします。
 
 そのようなミーティングを「面倒だ」と感じないところが素晴らしいですね。
 
清山 ええ、いつの間にかスタッフは自発的に集まってくれるようになりました。このような日々を積み重ねて一歩ずつ前に進めれば私は十分。目標があるとすれば、弊社の職人のお子さんが「父と一緒に仕事がしたい」と入社してくれる会社にすることでしょうか。実は、大学を卒業した私の長男も弊社に入り、現場に出始めたところなんです。今後も後進を育成し、「この会社で働いてよかった」と言ってもらえる会社であり続けたいですね!
 
 どんなことでもスタッフさんと話し合う、風通しのいい会社は必ず成長するもの。今後も柔軟な姿勢と周囲のみなさんへの愛情を忘れずに突き進んでください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分を信じ、目標に向かい前に突き進むことです。
(清山孝伸)
 

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