B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足場・塗装から事業拡大
誇りを持てる建設会社へ

 
 
glay-s1top.jpg
 現場の作業はどうでしょう。事業内容を広げてきたことで、職人さんの仕事ぶりに変化はあったのでしょうか。
 
渡邊 ええ。塗装やハウスクリーニングを施工するときは、すでに同じ現場に足場を組んでいます。そのぶん建物の状況を把握しているので、お互いの相談もしやすくなり、協力会社の職人も不安なく施工に入れるようになっていきました。
 
 それは素晴らしい! 渡邊社長が職人さんに伝えている心構えなどがありましたら、ぜひ教えてください。
 
渡邊 建設業界の職人には、「怖い」というイメージがありますよね。特に足場は施工で大きな音がするので、近隣の方に苦情を言われることが多いんです。事前に挨拶をして大きい音が鳴るなどの事柄をお伝えしなければいけません。私は若い頃、そういった気遣いなどがなかなかできずにいました。でも、今はそのような態度でいたら通用しません。常に笑顔で周りの方と接していればクレームをもらうこともない。感情的になったら負けだとスタッフには言い聞かせています。
 
 渡邊社長ご自身が、現場を通じてさまざまなことを学び成長してきたようですね。
 
渡邊 そうなんですよ。また、職人は体が資本で現場を去り自宅に帰るまでが仕事です。行き帰りの時間も含め怪我だけはしないよう注意を怠りません。
 
 今の若者を一人前の職人に育てるため、渡邊社長が心がけていることは?
 
glay-s1top.jpg
渡邊 最近の若手はなんでもスマホで調べます。よく言えば能動的ですが、調べた結果が間違っていることも多いんですよ。ですから私はさりげなく助言したり、あえて失敗させたりして経験を糧に成長を促しています。ときには厳しいことも言うものの、それは若手を信頼しているからできることです。逆に彼らから貴重な意見をもらうことも多いですよ。
 
 すでに「背中を見て覚えろ」の時代ではありません。渡邊社長の育成方法は理にかなっていると感じますよ。それでは最後に、将来のビジョンをお聞かせください。
 
渡邊 私がここまで来ることができたのは周囲の方々のおかげです。その恩に報いるためいずれはテレビでCMを流し、スタッフが家族や地域の方に「これが勤めている会社だよ」と自慢し誇りを持てる企業にすること。これが私の夢です!
 
 その夢は必ず実現すると確信しています。ぜひ、このまま突っ走ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
スタッフたちには、「会社のために頑張るのではなく、自分のために頑張りなさい」と伝えています。お金を稼ぐには、一生懸命仕事に取り組む必要があり、それは結果として会社のためになりますよね。
(渡邊拓也)
 

:: 企業情報 ::

株式会社渡邊建設

〒300-1276 茨城県つくば市小山2315

ホームページ
https://www.watanabe-kensetsu.info/