中山 私は小さい頃からトラックに興味があり、高校卒業後は自動車関係の専門学校に進みました。そして父が運営する弊社の仕事を手伝っているうちに、そのおもしろさに引き込まれましてね。19歳で学校を中退し、父のもとに弟子入りしたのです。その後、父の定年を機に会社を引き継ぎ、現在に至ります。
嶋 運送業ひと筋に、情熱を注いでこられたのですね。具体的なお仕事の内容もお聞かせいただけますか?
中山 弊社では段ボールなどの紙類や食品、生活用品、建築資材、精密機器といった貨物を大型・中型車両などを駆使して輸送するほか、倉庫を保有して管理業も手がけるなど、さまざまなニーズに対応しています。1984年の創業以来、父が事業を通じて広げてきた横のつながりが強いので、他社からお客様をご紹介いただくことも多く、常に安定した輸送体制を構築できています。
嶋 長年にわたり培った信頼と実績をもとに、お客さんとのつながりを大切にされているんですね。
中山 お客様が信頼を寄せてくださるのも、スタッフ一人ひとりの仕事ぶりのおかげです。業界内でも、弊社のトラックは傷もなくきれいに使用されていると評判が良くて、「どういう教育をしているの?」と尋ねられることもあるほどです。
嶋 スタッフさんの丁寧な仕事ぶりがうかがえますね、素晴らしいです! 実際には、どのように社員教育をされているんですか?
中山 いえ、特に何もしていません(笑)。強いてあげるとすれば、一人ひとりに一台ずつきれいなトラックを預けることが、会社の看板を背負う責任感につながっているのかもしれませんね。会社によっては一台を複数のドライバーでたらい回しにして使っているところも見かけますが、やはりそれでは傷んだり故障したりするスピードも早いですから。
中山 いえ、特に何もしていません(笑)。強いてあげるとすれば、一人ひとりに一台ずつきれいなトラックを預けることが、会社の看板を背負う責任感につながっているのかもしれませんね。会社によっては一台を複数のドライバーでたらい回しにして使っているところも見かけますが、やはりそれでは傷んだり故障したりするスピードも早いですから。