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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多読を重視した学習法で
自然と英語を身につける

 

英語力を高める独自のメソッドを確立

 
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小倉 かなり長い期間、アメリカで過ごされたんですね。帰国してからは英語に関わるお仕事に就かれたのでしょうか。
 
田島 神戸のカナディアンアカデミーというインターナショナルスクールで、外国人の子どもたちに日本語の指導に携わることになりました。そこに、帰国当時は4歳だった息子も小学校4年生から通うようになったんです。しかし、インターナショナルスクールだけあって、まさに英語漬け。結果的に、息子は日本語のレベルが下がってしまいました。
 
小倉 母国語を忘れてしまうのはリスキーですよね。
 
田島 ええ。インターナショナルスクールの教育は、英語力はぐんと高まるものの、日本人としてのアイデンティティが変わってしまうような教育とも言えましたね。結局、私の退職と共に息子も日本の中学校に進学したんです。その後も日本の高専に進学したので一般的な英語教育しか受けていなかったものの、4年生の時に受けたTOEICで890点というスコアを取ったんですよ。
 
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小倉 すごい! 小学4年生から3年ほどしかインターナショナルスクールに通っていないのに、そんな高いスコアを?
 
田島 そうなんです。私も驚きました。その息子の成果を見て確信したのが、小学校の3年間で英語に慣らせば、私たちの想像を超えた、とても高い英語力が身につくということ。それほど、小学生は英語を吸収するキャパシティを持っていると言えますね。
 
小倉 スポーツでは8歳から10歳の吸収力が高いと言われていて、自分の子どもたちにもいろんなスポーツを習わせています。そうしたゴールデンエイジがあるように、英語教育にも伸びやすい時期というのがあるのか。
 
田島 小倉さんのおっしゃる通りです。私は留学中から日本人のためのベストな英語教育を考え続けてきました。そしてインターナショナルスクールでの経験と、長きにわたる海外留学経験から、効率的に英語を話せるようになる学習方法を編み出すことができたんです。