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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多読を重視した学習法で 自然と英語を身につける
コアイングリッシュスクール 代表 田島敬弘

 
プロフィール 兵庫県出身。中学、高校時代は英語でトップクラスの成績を修める。大学卒業後は大手住宅ハウスメーカーに就職し、住宅営業に携わった。5年の勤務を経て、同級生と共に塾の経営に乗り出す。やがて英会話をマスターすべくアメリカのキャンベル大学に留学。州立サウスキャロライナ大学院修士課程修了後、同大学の日本語教師に。帰国後、神戸カナディアンアカデミーの日本語教師を経て、2007年にコアイングリッシュスクールを開校した。【ホームページ
 
 
 
コアイングリッシュスクールの代表を務める田島敬弘氏は、「日本人のための最善の英語習得法を見つけたい」という思いから海外留学し、アメリカの州立大学大学院を卒業。日本人のためのベストな英語教育を考え続け、その豊富な海外経験を生かして独自のメソッドを確立したと言う。子どもたちの英語教育に何よりも力を注ぐ田島代表のこれまでの歩み、そして独自の教育方法に注目した。
 
 
 

30代で海外留学に挑戦し米国州立大学を卒業

 
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インタビュアー 小倉隆史(サッカー元日本代表)
小倉 兵庫県神戸市にある、コアイングリッシュスクールを経営する田島代表。田島代表はやはり、もともと英語が得意だったのでしょうね。
 
田島 私は中学生の頃から英語が好きで、その甲斐あって、中学、高校と成績はトップクラスでしたね。しかし、大学卒業後は、大手住宅ハウスメーカーに就職し住宅営業の仕事をしていたんです。
 
小倉 意外にも、大学卒業後は英語とは関係のないお仕事に就かれたんですね。
 
田島 そうなんです。ただ、住宅営業の仕事は5年ほどで退職し、地元に戻って同級生2人と学習塾を共同経営することにしたんです。しかし、5年ほどで塾を畳むことになりまして。私は英語をもっと突き詰めたい気持ちがあったので留学カウンセラーの方に相談したところ、「アメリカの大学に行くのが一番」と勧められ、アメリカのノースキャロライナ州にあるキャンベル大学に留学しました。
 
小倉 ものすごい行動力とバイタリティですね!
 
田島 ありがとうございます(笑)。どうせやるなら日本で一番になろうという気概があったんです。大学では言語学科に進み、日本人がどのようにして英語を話せるようになるのかについて研究しましたね。大学院修士課程を卒業後は、同大学で1年半、日本語教師を務め、その後、アメリカの小学校の日本語教師になりました。苦労しつつ、アメリカで結婚して子どもにも恵まれ、帰国したのは42歳のときです。