身近にありながらも未知だった福祉の世界へ
谷田 民家をそのまま使っていますので、文字通りアットホームでしょう(笑)。実は、この隣は私の実家でもありましてね。もともとは、2010年に看護師の母が、訪問看護の道を究めたいと立ち上げたのが始まりです。ちょうど、私が中学生のときでした。ですので、仕事に邁進する母の頼もしい姿や、利用者様への思いなど、間近で見ていたんです。
濱中 そうなのですね。谷田社長が引き継がれたのは、いつ頃なのでしょうか?
谷田 25歳の頃です。いざ引き継ぐとなると、知らないことばかりでしたよ。今年2024年でやっと5年目を迎えました。
濱中 お若くして事業を継承されたとのことで、不安もあったのではと思います。
谷田 訪問看護事業も居宅介護支援事業も未知の世界だったので、大変ではありました。しかし、勉強して吸収するという思いが強かったので、どちらかというと楽しかったです。今では経営は私に任せ、母も訪問看護師としてまた現場を駆け回ってくれています。嬉しいことですね。