西岡　覚悟を持って邁進していた仕事ですから、簡単にやめるわけにはいかないですよね。
 
小南　ええ。それに、今さら他のデイサービス施設に行きたくないという利用者様が大勢いらっしゃいました。一緒に働いてきたスタッフのためにも「さようなら」を言うわけにはいきません。そこで弊社を立ち上げ運営を引き継ぐことにしたんです。ありがたいことに80名を超えていた利用者様の全員が通い続けてくださっているんですよ。
 
西岡　それは素晴らしい！　自ら経営者になるのは大きな決断だったと思います。支えになってきたものがあるのでは？
 
小南　それはスタッフですね。私には当施設としてリスタートしてからもついてきてくれた、10年以上も共に働いているスタッフが大勢いるんです。彼ら、彼女らの対応力が一番の強みだと思っています。私の考えを深いところまで理解し、利用者様の変化を細かな点まで共有してサービスに反映してくれるので、おかげさまで利用者様の定着率が高く、新たに通ってくださる方も続々と増えているところです。
 
西岡　施設内は利用者さんとスタッフさんの笑い声でいっぱいで、活気が伝わってきます。小南代表を先頭に、スタッフ一丸となって施設を盛り立てていることがよくわかりますよ。あらためて小南代表が日頃から意識していることをお聞かせください。