タージン　塩見社長は36歳とお聞きしています。目の前に立ちはだかる壁に臆することなく、常に自分を高めようとする前向きな生き方は本当に見事です。では、あらためて株式会社塩見電気さんの業務内容を教えてください。よくある家庭の電気工事とは一味も二味も違うお仕事だそうですね。
 
塩見　弊社の業務は3本柱です。まず、1本目はビルや工場などにある受変電設備の点検・メンテナンスです。そして2本目は非常用発電機の点検とメンテナンス。非常用発電機の故障は火事に直結するので災害を防ぐ意味でも確かなメンテナンスが欠かせません。
 
タージン　なぜ、非常用発電機が故障すると火事になるのでしょう。
 
塩見　万が一のときに非常用発電機が壊れていると、火災警報器やスプリンクラーが動かず、火を消したり避難を知らせたりすることができなくなります。逆に非常用発電機が動いてさえいれば、初期の火災であればスプリンクラーで消火でき、避難もスムーズになります。