富士市と静岡市にホールを構える葬儀会社
星野 弊社は私の祖父が1955年に開業し、長く家族経営で事業を続けてきました。2代目となった父の背中を見て育った私も、小学生の頃から仕事を手伝い小遣いをもらっていたんです。その後、兄が会社を継ぐ予定だったので、私は大学で電子工学を学びました。ところが、その兄が病気で車いす生活になってしまったんです。
名高 経営者になるのは難しい状況だったのでしょうか。
星野 ええ。そこで、まだ大学に通っていた私は家族への恩返しのため実家に戻り専務に就任しましてね。現在、会長を務める父から譲り受ける形で代表に就任しました。
名高 その間に葬祭業界も大きく変化してきたのでしょうね。
星野 おっしゃるとおりです。小規模な家族だけでは経営を続けるのが難しい状況になり2013年に法人化しました。スタッフを増やし教育にも力を入れるようになり、今のところ弊社のスタッフは12名です。本社のほか静岡市にも店舗があり、静岡市内で由比会館、富士市内で家族葬の想と二つのセレモニーホールを運営するまで事業を拡大しました。