松本　正しい選択をするには、正しい知識がなければいけません。私は経済的な理由から、病院での勤務のほか、訪問看護や施設看護も掛け持ちして、1年に10日ぐらいしか休みのない生活を何年も続けてきました。その傍ら、先ほどお話しした心理カウンセラーのほか、3学会合同呼吸療法認定士などの資格を取得するための勉強も重ねました。ですから、世の中に溢れる情報の中からどれが信用に値するか、見極める目を持っていると自負しています。“看護師がお伝えする”と看板に掲げた通り、私は正しい情報を発信する人であることを自分に課しているんです。
 
矢部　強い覚悟が感じられますね。松本代表のような方が身近にいてくれると、私みたいに情報に振り回されやすい人はすごく助かると思います。あと、食事以外でわからないのは薬のことです。私の母も病院でたくさんの薬をもらってきますけど、こんなに飲んでいて大丈夫なのかなと不安になります。
 
松本　病気にもよるものの、治療に必要なお薬を飲んでいって、良くなってきたら、東洋医学なども取り入れて少しずつお薬の量を減らしていくことはできると思います。注意したいのは副作用ですね。例えば、免疫抑制剤やステロイドは、交感神経を刺激するので食べ過ぎを誘発しやすいほか、免疫を下げるわけですから、感染症にかかりやすくなります。こうした薬に関する知識もカウンセリングを通してお伝えしていくつもりです。
 
矢部　確かな知識を持った松本代表のアドバイスは本当に心強いですよ。では最後に、今の意気込みや今後の展望をお聞かせください。