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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

怪我の原因を可視化する
エコー検査と独自の施術

 

エコーで痛みの原因を可視化する

 
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亀山 では、外傷に対する施術について詳しくうかがいましょう。運動療法とストレッチの合わせ技というのは、具体的にはどんな内容なんでしょうか。
 
山村 いわゆる野球肘をはじめ、肩や足関節の捻挫、膝下の骨に痛みが出るオスグッドというスポーツ疾患などに対応しています。当院の第一の特徴は、施術に先立つ検査にありまして。医療機関で普及しているエコーと呼ばれる超音波診断装置を使い、痛みが出ている箇所を画像で調べるんです。
 
亀山 エコーって、妊婦さんがお腹に当てて赤ちゃんの様子を見る機器ですよね。接骨院さんの先生が使っているイメージがないので驚きました!
 
山村 全国的にみても、導入している例はあまり多くないと思います。柔整界では従来、例えば捻挫の診察をする時も、外観だけで判断することが広く行われてきました。患者様もそういうものだと納得されていたのではないかと思います。ですが、実際のところ外から見ただけでは果たして捻挫なのか骨折なのか、はっきりとした判断が難しいわけです。
 
亀山 たくさんの症状を診てきた経験則に照らして、「骨は問題ないです」とおっしゃっている場合もあるということですね。
 
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山村 ええ。でも、それでは推測に過ぎません。エコーで調べれば、痛みの原因が骨なのか筋肉なのか、あるいは靭帯なのかを見える化することができ、患者様に自信を持ってお伝えできます。少年野球に多い野球肘の早期発見にも役立つので、開業する時からエコーは絶対に取り入れると決めていました。
 
亀山 痛みの原因がはっきりすれば、患者さんそれぞれに適した施術を選ぶことができそうですね。
 
山村 その通りです。その方の症状に合わせて運動療法やテーピングを行うことで、より高い効果が期待できます。テーピングについては独自の工夫もしていて、通常の施術以外でも、地元のセミナーで一般の方々に実演したり、SNSに動画をアップしたりしているので、スポーツに励むお子様の保護者様や指導者の方たちの参考になれば嬉しいですね。
 
亀山 患者さん以外にも、技術や知識を広めようとされているのは素晴らしいと思いますよ。