畑山　早く正確な施工をするのはとても難しいことだと思います。でも、株式会社幸鋼業さんは、まさに職人のプライドを懸けて現場と向き合っているわけですね。
 
齋藤　ありがとうございます。難易度の高い現場でも常に全力で頑張ってくれる社員には心から感謝するばかりです。ただ、危険も伴う現場ですから、社員には時として厳しく接することもあります。もちろんフォローもしながら、なるべく風通しのいい関係づくりを心がけているんです。
 
畑山　なるほど。私も、建築現場でアルバイトをしたことがあるんですよ。昔は怒鳴られることが当たり前の環境でしたよね（笑）。でも、スタッフさんの心のケアも忘れない齋藤社長がいれば安心して働けると実感しましたよ。
 
齋藤　おかげさまで、直近の10年ほどは退職者がゼロなんです。20代、30代の若手から年季の入ったベテランまで、バランスの取れた年齢層の社員が現場で活躍しています。飲み会などのイベントでも交流していますので、今では社員の顔を見るだけで何に悩んでいるのかわかるようになってきました。
 
畑山　会社のトップが気を遣ってくれている。その気持ちが伝わるだけで、若いスタッフさんもイキイキと働くことができますよね。それでは、最後に将来の抱負をお聞かせください。