一般企業とも提携して障がい者の自立を支援
稲見 障害のある方に通所いただき、将来的に一般就労できるよう訓練作業を行っていただいています。具体的には、地元の老舗企業、喜多山製菓さんと提携し、お煎餅の包装やシール貼りなどの軽作業を実施しています。
水野 一般企業との提携って珍しいですね!
稲見 喜多山製菓さんはさいたま市の推奨土産品において金賞を受賞している銘菓で、代表取締役の片岡誠一さんにはつむぎの理事も務めていただいています。
水野 地元企業と協力することで、事業の幅を広げているんですね。稲見代表が就労支援事業を始められたきっかけを教えていただけますか?
稲見 ある経営者の集いで、ダウン症の息子さんがいる中村進氏と出会ったことです。中村氏はハンディキャップを持つ子たちの自立や就職支援を行いたいと考えられていたんです。その思いに共鳴し、高齢の中村氏に代わって私が代表理事としてつむぎを立ち上げました。発起人の中村氏にもつむぎの理事を務めていただいています。