自分探しから一転、福祉・介護の道で20年
西野 福祉・介護の世界に足を踏み入れたのは20年ほど前、20代の前半からです。高校を中退した後の10年間は、学歴不問で手に職をつけられるからと和食の料理人になり、うなぎや寿司などの店で経験を積みました。でも、そのまま料理人として定着するには至らず、23歳のときには突然オーストラリアを一周したこともあります。いわゆる自分探しですね(笑)。
千葉 自分探しでオーストラリアまで行くとは、すごい行動力ですね。そんな西野代表が、介護の仕事と出会われたきっかけが気になります。
西野 帰国後、何かしなくてはとあれこれ次の仕事を探すうち、ちょうど国内で高齢者問題がクローズアップされているのに目が留まったんです。ヘルパー2級の資格なら学歴がなくても取れると知り、さっそく研修を受けました。排せつのケアも初めての経験で、初めはやっていけるか心配だったものの、どうにか2級を取得しまして。3年の実務経験を経て介護福祉士、さらに5年後にケアマネージャー、そこから5年後に主任ケアマネと進んで現在に至ります。
千葉 自分探しで迷った時期もありつつ、しっかりと進むべき道を見つけられたのですね。