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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

より良い未来を実現する
子どものための療育

 
 
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タージン 学校や家庭生活への架け橋を担う、第三者としての役割もありそうです。
 
山本 その通りです。生徒さんの中には、学校や家庭で辛い思いをしている子もいます。ですから、ぴあのには安心して通ってほしい。まずはスタッフと仲良しになり、その輪を広げて子どもたち同士のつながりができるよう心がけています。
 
タージン そうすると、スタッフの方たちの役目も重要ですね。
 
山本 スタッフ1人につき生徒さんを2人くらい見てもらっているものの、関係づくりは本当に大変です。子どもたちがやりたいことをサポートする体制ですので、スタッフ同士で協力し業務にあたります。今のサポート体制を取り入れて2年弱になります。しかし、私の心配りが行き届かずスタッフに歯痒い思いをさせてしまったこともありまして。そういったケースも糧に日々働き方の改善に努めています。
 
タージン 子どもたちだけでなく、スタッフさんもストレスフリーで働ける環境が良い循環を生み出すわけだ。
 
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山本 はい。当事業所には、プールや信楽焼の絵付け体験、動物園や公園へのお出かけなどを行う、おたのしみプログラムもあります。そういった課外活動が成り立っているのも、スタッフの協力があってこそ。皆さん一生懸命取り組んでくれて頭が下がります。
 
タージン 生徒さんの個性を尊重し、感性を磨いていくきめ細かなサービスは経験豊富なスタッフさんの頑張りの賜物なんだな。山本さんとしては、生徒さんとスタッフさん双方への気配りが常に必要ですね。
 
山本 はい、肝に命じます! 私が大事にしている言葉は、「支援は教育ではなく療育」。学校のように押し付けるのではなく、子どもが何をしてほしいかを見極め、させてみて、その後の課題を一緒に考えることが必要です。支援の場では私もこれからですので、自分の課題をクリアしながら引き続き運営に励みます。
 
タージン 形の決まった箱に入れるのではなく、風呂敷で包むような支援を目指している山本さん。長年の教員生活から離れて成長してきた歩みは、子どもたちの成長とも重なる気がしますよ。これからも山本さんとスタッフさん、お子さんたちが刺激し合い、ぴあのならではの療育に磨きがかかるよう応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
いろんな考えがあることを受け入れ、自分で課題を乗り越えること。難しいハードルを乗り越えたときには喜びを感じます。
(山本忠和)
 

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