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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

相談者の思いに寄り添い 心を癒すカウンセリング
デオグラシアス 代表 須賀匡志

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 心理カウンセラーとして活動されている、デオグラシアスの須賀代表にお話をうかがいます。開業されてから今年2023年で10年を迎えられたそうですね。須賀代表がこのお仕事をしようと思われたきっかけはなんだったのでしょう。
 
須賀 大きなきっかけは、2011年に発生した東日本大震災です。当時、私は都心部で会社勤めをしていまして。震災の影響で世相が大きく変わる中、私は地元である群馬県太田市に戻って地域に貢献できる仕事をしたいと思うようになりました。そこで、当時この地域には少なかった心理カウンセラーになろうと心に決め、資格を取得した後に2013年に開業したんです。
 
石黒 この地域でも震災で大変な思いをなさった方も多くいらしたでしょうし、須賀代表のような心の支えになる方がいてくれたら安心だと思います。
 
須賀 ありがとうございます。実際に私の身近に心の病を抱えた方が多かったことや、以前、私自身が大病を患って周囲の方々に助けていただいた経験などもあり、今度は私が悩みを抱えている方の助けになれればと思いました。そして10年間、数多くのカウンセリングを行ってきたことで、さまざまなケースのお悩みに対応できるようになったのが私の強みであると考えています。
 
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石黒 今でこそスクールカウンセラーさんがおられる学校なども増えたものの、一昔前まではカウンセリングが受けられる環境はほとんど整っていなかったですよね。
 
須賀 そうですね。学校や企業なども、カウンセリングや精神的なケアについてはあまり力を入れて取り組んではいなかったと思います。しかし、多くの方にとって心のケアが必要であるという声が年々高まってきました。その結果、現在では近隣で活動するカウンセラーの数も以前に比べて数倍に増え、太田市では公立学校でもスクールカウンセラーを置くなどの取り組みも見受けられるようになったんです。