能見　仕事の範囲を決めずに、お困り事にはできるだけ対応をするという姿勢で事業を展開していることが、よくわかりました。そこまで人のために尽くすことができる、池野社長の情熱は、どこから生まれてくるのでしょう。
 
池野　助け合いの精神が大事だと思っているからでしょうか。人間はそれぞれ育った環境も現在の状況も異なります。だからこそ助け合って生きることが欠かせないと思うんです。弊社は、さまざまな理由で介護のシステムからこぼれ落ちている方にも手を差し伸べるなど、独自の活動を継続しています。地域の方々が、「困ったときはオークに行こう」と思ってもらえる場所になりたいです。
 
能見　介護にとどまらない取り組みをするには、スタッフさんとの向き合い方にも、いろいろな工夫が求められるでしょうね。
 
池野　そうですね。私のポリシーは、自ら率先して動くこと。ケアマネージャーとして現場での業務をしています。30名のスタッフと同じ目線で汗を流すようにしているんです。スタッフの子どもをはじめご家族のことなどを含め、心と体をケアするように心がけています。個々の生活スタイルに沿って未経験からでも続けやすい職場環境や支援制度を整備し、高い定着率で稼働しています。これが「オーク式・働き方改革」です。すべての「バランス」がとれることが大切です。
 
能見　素晴らしいですね。利用者さんだけでなく、スタッフにも手厚いケアをしてくれる御社の未来がますます楽しみになりました。
 

 

 

 

「仕事を楽しむ」とは‥

“七転び八起き”いつも自分を肯定できる前向きな気持ちでいること。“失敗しないと成功がわからない”。自分が楽しいと思えるものを見つけて取り組んでみることだと思います。