B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

庭や公共スペースの 魅力を高める造園業!
有限会社横田造園 代表取締役 横田夏樹

 
プロフィール 埼玉県出身。祖父の代から造園業を営む家系に生まれ、幼少の頃より仕事の様子を目にして育つ。高校卒業後は東京農業大学の造園学科に進学し、家業のアルバイトをしながら、造園に関する知識や技術を身に付けた。大学卒業後は東京の造園会社に入社し、現場監督の仕事に従事。その後、退社して、(有)横田造園の3代目として代表取締役を務めている。
 
 
 
造園業と聞くと、木や草花を植え、庭をつくる仕事を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかし、住宅やマンションの周囲以外でも、造園職人が活躍する場は多く存在する。埼玉県富士見市に拠点を置く有限会社横田造園は、個人宅以外に、公共施設の仕事も請け負っている。約半世紀の歴史を持つ老舗企業の跡取りとして、学び続けることを使命と考える代表取締役の横田夏樹氏のお話をたっぷりとうかがった。
 
 
 

3代にわたり、地域の美観を担ってきた

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 造園業を手がけておられる有限会社横田造園さんは、かなりの老舗であられるとお聞きしていますよ! 横田社長は何代目でいらっしゃるのでしょう?
 
横田 私で3代目にあたりますね。おっしゃるように、弊社は祖父の代から続く約半世紀の歴史を持つ造園会社です。生まれ育った家にももちろんきれいな庭がありましたし、幼い頃からよく父が施工する現場に連れて行ってもらっては、庭がきれいに整えられていく様子を何度も見てきました。そういう環境で育ったこともあり、高校卒業後には将来を見据え、東京農業大学の造園学科に進学したんです。
 
石黒 大学の専門的な学科で、造園技術を本格的に学ばれたのですね。それにしても約半世紀、つまり50年とは! 造園といえば庭をつくる仕事だとはわかりますが、具体的にはどのような作業をされるのでしょう?
 
横田 植木の剪定や芝刈り、高木の伐採などが基本ですね。さらに弊社は、個人宅からマンション、公共施設まで幅広い場所の仕事を請け負っています。それぞれに特徴的な仕事があり、例えば公共施設の緑や街路樹の剪定、また河川の草刈りやメンテンナンス、個人様宅であれば庭や外構、エクステリア、マンションなら周辺の植栽管理なども手がけています。
 
石黒 本当に幅広い! 美しい景観を守ることで、地域の方々の生活環境の維持に貢献していらっしゃるんですね。