自分のスイングを体に覚えさせることが大切
玉川 私は、プロを目指して子どもの頃から野球に打ち込みました。高校卒業後、社会人チームに進む予定だったものの、腰痛の悪化で断念してしまったんです。そこで、24歳になったときに、見よう見まねでゴルフを始め31歳でプロになりました。私の恩師は高松志門プロ。師匠から学んだ技術と経験をもとに当スクールを開業し、今年2023年に15周年を迎えることができました。
濱中 高松プロの指導は、具体的にどのようなものだったのでしょう。
玉川 最もインパクトがあったのは「あまり考えるな。とにかくクラブを振りなさい」という教えでした。この言葉しか聞いていないと言ってもいいかもしれません(笑)。というのも、ゴルフで何よりも大切なのはスイング。でこぼこした地面などいろいろな条件でクラブを振り、自分のスイングを早く体に覚えさせろと指導されました。
濱中 ステップアップGOLFさんのホームページを表示すると、いきなり「ここでダメならあきらめなさい!」という刺激的なキャッチフレーズが目に飛び込んできます。店舗の入口にも貼り出されているのを見ました。とても勇気のいる言葉ですよね(笑)。
玉川 実は、これも高松先生が著書でおっしゃっている言葉なんですよ。このキャッチフレーズを使えと言われ、さすがの私も自信が持てずためらいましたね。しかし、高松先生から「お前は何年俺の下で勉強してきたんだ。今まで学んだことをそのままお客さんに教えれば大丈夫だ!」と背中を押され、看板として掲げることにしました。ただ、これで本当にお客様が来てくれるのか、当時は毎日がハラハラドキドキでしたね(笑)。