清水 現職に就くまでに、割烹居酒屋の経営や社会人サッカークラブの役員などの仕事を経験してきまして。その後、知人が働いていたこともあり、縁あってこの業界の仕事に従事するようになりました。現在は6~18歳の障がいのあるお子さんを対象に、学習や日常動作の指導などを行っています。
タージン 社会生活を送るために必要な能力を身に付ける場所なんですね。でも、そのような施設はほかにもありますよね。その中でSilky西陣さんならではの特徴があればお聞きしたいです。
清水 当施設は年中無休で運営し、土日は必ず課外活動を行っております。特に夏休みなど学校の長期休暇には宿泊での活動も設けています。季節ごとのイベントには保護者の方にも一緒に参加していただき、お子さんが一つのことを成し遂げて達成感を味わう姿を見ていただくなど、子どもたちの想い出づくりを行っております。
タージン イベント事も豊富なら、子どもたちも楽しみながら成長できそうです! やはり保護者の方との連絡のやり取りも行っておられるのですか?
清水 そうですね、基本的に日々LINEでその日の出来事を写真を添えてお伝えしています。活動内容以外にも、万が一お子さんが怪我などをしてしまった場合には、どこをどのように傷めたのかを詳しくご説明するなど、密なご連絡を心がけています。
タージン それなら安心です。親御さんとも確かな信頼関係を築いておられるんだなぁ。実際に、子どもたちはどういったカリキュラムでトレーニングしているのでしょう。
清水 自立のために必要な3つの力をテーマにした“Silky西陣流環境づくり”を指導方針にしています。具体的には、1つ目にサッカークラブを指導しているコーチが運動療法とサッカー指導を行い、集中力とコミュニケーション力を養う「ENJOY SPORTS」。2つ目は、私自身の和食店経営経験を活かした、料理を通して礼儀を身に付け指先もトレーニングする「ENJOY COOKING」。3つ目は、現役ボーカリストである私の息子が音楽レッスンをして道徳心につなげる「ENJOY SOUND」を展開しています。