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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

社員が楽しく仕事できる
ビルや施設の清掃会社

 

“代表取締役”の肩書は害悪であるとの思い

 
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水野 それにしても、エレベーターの内装だけをリノベーションするとは、意外とありそうでない取り組みですよね。
 
山﨑 私も最初にこの取り組みを知った時には感銘を受けました。私は前職でもビルメンテナンスの会社に勤務しておりまして、ewc株式会社の社長さんとはその頃からお付き合いさせていただいています。
 
水野 山﨑社長は以前からビルメンテナンス業界に携わっていたんですね。石材クリーニングもその当時から行っていらっしゃったんですか?
 
山﨑 いえ、実は石材クリーニングのサービスを手がけるようになったのは、弊社の従業員の希望だったんです。というのも、弊社は「みんなでつくりあげる会社」をテーマとしています。ですから私は、従業員がチャレンジしたいという取り組みやアイデアは否定せず、できる限り賛同する姿勢を取っているんです。ほかにもセレクトショップの運営事業やデザイン事業なども行っています。
 
水野 従業員さんのアイデアを柔軟に取り入れているのは、素敵なお考えだと思います!
 
山﨑 ありがとうございます。私自身、ビルメンテナンス業のほかにも飲食業や自動販売機のベンダー業など、さまざまな業種を経験してきました。もともと弊社では、そのような私自身の経験に基づいた事業を行っていたんです。しかし、せっかく従業員と共にチームとして会社を運営するのだから、私一人で事業を推し進めるだけでは楽しくないと思ったんですよ。
 
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水野 その山﨑社長の思いが、まさに会社のテーマとなっているわけですね。
 
山﨑 ええ。本来であれば私自身、代表取締役や社長という肩書で呼ばれたくないんですよ。一般的に、代表取締役というと堅苦しいイメージがありますよね。社長がオフィスにくると、社員が委縮してしまって仕事が捗らないというケースもあると思います。すべての会社がそうだとは言わないものの、私自身そのような経験もしてきました。それで私は、“代表取締役という言葉は害悪だ”と考えるようになったんですよ(笑)。ですから、従業員たちには私のことを社長ではなく、名前で呼ばせているんです。それもあって、従業員たちとの距離も近く、何でも気軽に話し合える信頼関係が築けていると思いますね。