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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“真理の追究”が信条!
祭りを愛する熱き調査士

 

トラブルを防ぐために大切なのは“境界線”

 
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畑山 法学部ご出身で“士業”というと、弁護士さんがすぐに思い浮かびますね。
 
大倉 そうですね。ほかにも司法書士になっている友人もたくさんいます。
 
畑山 弁護士や司法書士などいろいろな選択肢がある中で、大倉代表はなぜ土地家屋調査士を目指されたんですか?
 
大倉 それは、ほかの士業と比較して土地家屋調査士の資格を取るための受験科目数が少なかったからです(笑)。
 
畑山 なるほど、明快な理由だ(笑)。
 
大倉 ただし、受験科目数は少なくても土地家屋調査士の仕事には測量業務があるため、数学を勉強し直さなければならず、大変でした。それこそ中学校の参考書や問題集を買って、もう一度勉強しましたよ。それに日曜日には受験のための学校にも通いました。
 
畑山 大変な努力を重ねた結果、現在の大倉代表があるんですね。先ほど、土地家屋調査士のお仕事は不動産登記に関わるお仕事だとうかがいました。具体的にはどのような業務なのでしょうか。
 
大倉 まず1つ目は、土地・建物の所在や形状、利用状況などを調査して図面を作成したり、法務局へ不動産の登記申請業務を行ったりするという業務があります。2つ目は、土地の境界を明確にするという業務ですね。
 
畑山 1つ目の登記申請というお仕事は、何となくイメージがわきます。でも2つ目の「土地の境界を明確にする」というのは、実際どういうお仕事なんですか?
 
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大倉 簡単に言うと、「どこまでが自分の土地かを明確にする」ということなんですよ。土地は地続きですから、どうしても境目がわかりにくいです。だからこそ、きちんと隣人間で土地の境界を明確にする必要があります。しっかりとした測量に基づき、境界点に境界標を埋設しておくことでトラブルを未然に防ごう、というわけです。
 
畑山 なるほど! 私たちが安心して暮らしていくためにも、重要な役割を担っていらっしゃるんですね。
 
大倉 土地の売買や土地の分割、また相続問題や、家の新築の際など、いろいろなケースにおいて、やはり一番大切なのは「境界がはっきりしていること」なんですよ。こういった一生のうちに何度とない人生の一大事に関わる仕事ですから、プロとして使命感と責任感を持って取り組んでいます。