財産を明確にするプロ、土地家屋調査士
大倉 土地家屋調査士というのは、不動産の登記に関わる法務省所属の国家資格なんですよ。簡単に言うと、「財産を明確にする仕事」ですね。
畑山 もともと、不動産関係のお仕事をされていたんですか?
大倉 いえいえ。大学卒業後、すぐに勤めたのは飲料メーカーでした。営業の仕事をしておりましてね。入社して数年で東京に異動することになったんです。でも私は生まれ育った大阪に愛着があり、どうしても大阪で仕事をしたいと思ったんですよ。それで思い切って退職して大阪に戻り、しばらくは別会社で営業職をしていました。ただ、30歳を前に「このままでいいのだろうか」と悩んでいたとき、法学部時代の友人たちと会う機会があったんです。
畑山 大倉代表は、法学部のご出身なんですね。
大倉 はい。いわゆる「士業」と呼ばれる職業に就いている友人も多いんですよ。それで、久しぶりに再会した友人たちから、資格を取って仕事をしたらどうかと勧められ、土地家屋調査士を目指すことに決めたんです。