B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

目指すは大人の秘密基地 車解体でSDGsへ挑戦
車の解体工場 株式会社ギヤ 代表取締役 上村正則

 
プロフィール 新潟県出身。幼少の頃からものづくりや機械いじりを趣味として育つ。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。車両整備を専門とする部隊に所属し、在職中は阪神淡路大震災における救援活動にも従事した。その後、群馬県で自動車解体業を行う会社に転職。約20年勤務してキャリアを積んだのち、資源の歯車となる意味を社名に込め、(株)ギヤを設立した。自動車解体業を中心に、廃品を再利用したバッグなどの商品の制作・販売も行っている。【ホームページ
 
 
 
群馬県藤岡市で自動車解体業を営む株式会社ギヤ。代表取締役である上村正則氏は、長年リサイクル業に取り組んできたプロフェッショナルだ。子どもの頃からものづくりが好きだったという上村社長は、本業である自動車解体の傍ら、廃品を利用した作品制作もしている。豊かな発想から生まれる上村社長の作品とは一体どんなものなのか。その取り組みに込められた思いとともに詳しく聞いた。
 
 
 
まるでテーマパークのような自動車解体工場
 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 本日は、群馬県藤岡市で自動車解体業を営む、株式会社ギヤさんにお邪魔しています。工場の敷地内にはおしゃれな自動車のパーツや、さまざまな形をしたオブジェなどが置かれていますね! あの入口にあるキャラクターのオブジェも目を引きます。
 
上村 あれはもともと、使用済みになったガスボンベなんですよ。それを塗装してつくっています。
 
矢部 えー、すごい! ほかにも、いろいろな動物の形をした置物もたくさんありますね。これはもしかして、タイヤでできてるんですか?
 
上村 ええ。これらは植物を植えるためのプランターでして、廃タイヤをカットして動物の形に組み立てたものなんです。
 
矢部 まるでテーマパークに来ているかのようで、見ているだけでも楽しいですね。自動車の解体工場とは思えません!
 
上村 矢部さんがおっしゃるように、訪れた人がワクワクするような“大人の秘密基地”を目指しているんですよ。ほかにも、通常は廃棄されてしまう自動車の部品や素材などを再利用するために、アイデアを駆使してさまざまなものづくりを行っています。
 
矢部 まさにエコな取り組みですね。上村社長のお仕事について、ますます興味が湧いてきました。より詳しくうかがっていきたいと思います!