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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

山梨の特産品を販売及びPR
生産者と消費者の架け橋

 

食品ロスや子ども支援でも地域に貢献

 
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宮地 宮川社長は、お仕事をするうえでどういったことを大事にされていますか?
 
宮川 生産者様とお客様をつなぐパイプ役として、両方に寄り添いながら潤滑油の役目を果たせるように心がけています。農家の方々の努力が報われないケースもあるので、そういった問題もみんなで協力して解決しつつ、関わっている人たち全員が幸せになるよう尽力しているんです。
 
宮地 宮川社長が間にいるからこそ、お客さんも安心して商品を購入できるんですね。お話をお聞きする中で考えた、主婦目線でのご提案が2点あります。1つ目は、各フルーツのおいしさや味覚レベルを5段階評価にし、今回は4とか3とか正直にラベリングするんです。味を数値で見える化することで、商品と値段にも納得いきますし、低いレベルで購入しておいしかったら、最上級の5はどんな味なのか興味が湧くのではないでしょうか。私なら飛びついて購入します(笑)。
 
宮川 それは良いアイデアですね! もう1つは何ですか?
 
宮地 生産者さんと宮川社長で一緒に写真撮影し商品にラベリングすると良いと思います。私は道の駅も大好きでよく行くんですよ。そこで売られている商品に、生産者さんの顔が見えると安心できるんですよね。
 
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宮川 なるほど、検討してみます! 弊社では、食品ロスにも注力していまして。形が不ぞろいな作物やB級品でも十分おいしいのに、その価値はまだまだ知られておらず、多くが破棄されているんです。そういった無駄をなくすことでSDGsにも貢献できます。生産者様のマイナスインパクトを減らすためにも頑張りたいですね。
 
宮地 時代の変化にも対応した、素晴らしいお取り組みだと思います。
 
宮川 また、地域の子どもたちへの支援にも注力しています。私は父を早くに亡くし母子家庭で育ったため、母はなにかと大変そうでした。それでもやっていけたのは、母の頑張りはもちろん、周囲の方々から善意のサポートがあったから。今度は、私が恩返しをする番です。そういった思いから、地元山梨の保育園や児童養護施設に寄付などをしています。
 
宮地 辛い環境で育ったからこそ助け合いの大切さを実感し、その経験を事業にも活かされているのですね。宮川社長のルーツがわかった気がします。農家の生産者さんの中には高齢の方も多いので、宮川社長のような若い世代の目線で、これまで見逃されていた部分を洗い出し、フル活用していってほしいです。本日は熱いお話をありがとうございました!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人とのつながりです。今まで出会った方々に助けていただいたからこそ、今の私がいます。さまざまな方とのつながりを大切にすることが、仕事の楽しみにもなるんです。
(宮川駿)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社 M’s gift
■ 本社 〒405-0022 山梨県山梨市上栗原78-1
■ 事業内容 山梨県産の特産品販売
■ 設立 令和3年3月
■ 従業員数 3名
■ 主な取引先 丸統商事株式会社/JAフルーツ山梨農業協同組合/山梨中央銀行
■ ホームページ https://msgift.jp