タージン　ぜひ、多岐にわたる事業内容について、じっくりと教えていただけますか。
 
高橋　弊社の業務の中心は介護用品・福祉用具のレンタルです。地域包括支援センターやケアマネジャーさんから、「●●さんの家に介護ベッドが必要になった」「車いすが欲しい」というご連絡をいただいたら、弊社がお客様のご自宅にお届けします。また、現場で働くヘルパーさんは介護保険の枠の中でしか動けません。そこで弊社が「電球が切れた」というようなお客様のお困り事にも対応しており、例えばトイレが詰まった時に、私のところへ連絡が来ることもあるんです（笑）。
 
タージン　福祉用具を借りるのはお年寄りや体が不自由な方ですから、「電球の交換は介護保険にないからできない」と断られたら大変でしょう。そんな時に助けてくださるのが高橋社長。まさに、住まいや暮らしの悩みを解決してくださるスーパーマンですね。
 
高橋　ありがとうございます。ケアマネさんやヘルパーさんは仕事の制約が多く、お客様の困り事に対応できないケースが少なくありません。その負担を減らすため、弊社はなんでもお手伝いしています。また、地域包括支援センターなどの研修にもどんどん参加してネットワークをつくり、介護の現場に山積する課題を解決することも弊社の役目の一つですね。
 
タージン　高橋社長のお取り組みは、少しずつ実を結んでいるのでは？
 
高橋　ええ、大東市は市長も役所も福祉や介護を充実させようという意識が高く、独自の制度をつくるなどフットワークが軽いんですよ。これは弊社にとってもありがたいことです。