福祉業界でアクションを起こし社会に役立つ
高橋 私はもともと北海道で、大手通信会社の営業マンでした。大阪に来たのは28歳のときで、親族の介護を機に福祉の仕事で社会の役に立ちたいと考え、2009年から介護用品・福祉用具レンタルの大手企業に勤務したんです。その後、2021年1月に独り立ちして弊社を立ち上げました。
タージン 高橋社長を独立に駆り立てた原動力は、なんだったのでしょうか。
高橋 高齢の方ご本人はもちろん、関わる介護従事者の方々のお困り事は多岐にわたり、しかも深刻です。しかし、地域課題に対する現状の企業のルールや雇用の枠組みの中では、解決策が見えているのに何もできないという悔しい思いを何度もしてきました。そんな私に、周りの同世代の経営者の方々やケアマネジャーさんが「独立したら」と声をかけてくださったんですよ。
タージン なるほど。周囲の方々の力強い後押しで独立を決意できたわけですね。
高橋 はい。社名の「エジソン」は電球の発明で有名なトーマス・エジソンが由来で、エジソンは電球を開発したわけでなく、すでにあった電球を改良し普及させた人です。アイデアがあっても行動しなければ意味がない。エジソンから多くのことを学んだ私は、とにかくアクションを起こすという気持ちを込めてこの社名を付けました。今は、福祉業界で人々のお役に立てているという実感でいっぱいです。